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ピレーネ

Tooth Whitening Material
歯科用漂白材

品目コード 202240001
JAN/EANコード 4994081361807
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メーカー (株)ニッシン
DO vol.26 掲載ページ 533

商品説明

二酸化チタンと低濃度過酸化水素水を主成分とする、漂白効果と安全性を両立した歯科用漂白材です。光触媒機能を有する二酸化チタンの導入で、使用する過酸化水素水を3.5%まで低濃度化することにより、歯質や歯肉へのダメージを抑制した、マイルドでやさしい漂白材です。歯面研磨では除去できない着色性の汚れ、加齢による歯の変色を漂白し、健康的な白い歯にします。表面のエナメル質をほとんど傷めず漂白するため、処置後の後戻りが少なく、白さが長続きします。

特長

Features

患者さんにもやさしいホワイトニングしませんか。 歯科用漂白剤 - ピレーネ 患者さんにもやさしいホワイトニングしませんか。 歯科用漂白剤 - ピレーネ

ピレーネに使われている過酸化水素水はどうして歯や歯肉への負担が軽いんですか?

ピレーネに使われている過酸化水素水は3.5%と低濃度で、pH6.0と弱酸性なのでエナメル質を痛めたりせず、
歯と歯肉への負担も軽いのです。

pHが5.5以下になると歯のエナメル質の主成分であるカルシウムが溶けだします。

  1. H₂O₂(過酸化水素水)とTiO₂(二酸化チタン)の働きで濃度が低くても漂白効果があります。
    H₂O₂(過酸化水素水)とTiO₂(二酸化チタン)の働きで濃度が低くても漂白効果があります。
  2. 光照射で高い漂白効果
    光照射で高い漂白効果
  3. エナメル質を傷つけず歯の着色を落とします。
    エナメル質を傷つけず歯の着色を落とします。

3.5%と低濃度過酸化水素水に光触媒である二酸化チタンを配合し光照射することで高い漂白効果を発揮!

二酸化チタンは食品添加物や歯磨き粉にも使われている安全・無害な物質です。

エナメル質の表面をほとんど痛めずに漂白するから
ホワイトニング後の後戻りが少ないのも嬉しい!

歯面研磨では除去できない着色性の汚れや、加齢による歯の変色を除去し、歯の自然な白さを取り戻します。

歯面研磨では除去できない着色性の汚れや、
加齢による歯の変色を除去し、歯の自然な白さを取り戻します。

  • 汚れや変色を除去し、健康的で自然な白さに
  • 歯質・歯肉にやさしく白さが長続き

照射波長380〜420nmの光を含む
歯科用可視光線照射器のご使用を推奨します。
(JETライト3000 等)

各種歯科用可視光線照射器の照射波長

ピレーネは照射波長380〜420nmの可視光領域(光強度10〜130mW/cm2)の光を含む歯科用可視光線照射器をこ使用下さい。
ハロゲンLED-1LED-2のように照射波長380〜420nmの光を含む歯科用可視光線照射器のこ使用を推奨します。LED-3のように照射波長380〜420nmの光を含まない歯科用可視光線照射器をご使用されると十分な漂白効果を得るために時間がかかります。

各種歯科用可視光線照射器の照射波長

照射時間の目安
(1歯1回当リの照射時間)

1日の処理回数は3回を上限として下さい。
照射波長380〜420nmの可視光領域(光強度10〜130mW/cm2)の光を含む歯科用可視光線照射器をご使用下さい。

下の表は横スクロールできます
ハロゲン系
(総出力400mW/cm2以上)
高出力ハロゲン系
(総出力1000mW/cm2以上)
LED系
(総出力700mW/cm2以上)
3 1 5
臨床例

Cases

ピレーネで、歯のことを考えた健康的な白さに。

下の図はスクロールできます
シェードガイド シェードガイド

CASE1

  • 被験者
    30代男性
  • 照射器
    LED
  • 対象歯
    上下顎3番から3番
    (シェード測定は上顎3番から3番のみ)
  1. 術前、上顎右3番から左3番
    術前、上顎右3番から左3番
    • B4
    • A3
    • C1
    • A2
    • A3
    • B4
  2. 歯面清掃後、上下顎3番から3番にピレーネ塗布。<br>1通院1歯につき、薬材塗布→3分光照射×3回を3通院実施。
    歯面清掃後、上下顎3番から3番にピレーネ塗布。
    1通院1歯につき、薬材塗布→3分光照射×3回を3通院実施。
  3. 術後、上顎右3番から左3番
    術後、上顎右3番から左3番
    • A3
    • C1
    • B1
    • A2
    • B2
    • B3
    術前:B4→術後B3 術前:B4→術後B3

CASE2

  • 被験者
    30代女性
  • 照射器
    LED
  • 対象歯
    上顎3番から3番
  1. 術前、上顎右3番から左3番
    術前、上顎右3番から左3番
    • A3.5
    • A2
    • A2
    • A3
    • D2
    • B4
  2. 歯面清掃後、上顎3番から3番にピレーネ塗布。<br>1通院1歯につき、薬材塗布→2分光照射×3回を3通院実施。
    歯面清掃後、上顎3番から3番にピレーネ塗布。
    1通院1歯につき、薬材塗布→2分光照射×3回を3通院実施。
  3. 術後、上顎右3番から左3番
    術後、上顎右3番から左3番
    • A2
    • A2
    • A1
    • A1
    • D2
    • C1
    術前:A3→術後A1 術前:A3→術後A1

CASE3

  • 被験者
    40代女性
  • 照射器
    ハロゲン
  • 対象歯
    上顎3番から3番
  1. 術前、上顎右3番から左3番
    術前、上顎右3番から左3番
    • B4
    • A2
    • B2
    • C1
    • A2
    • B4
  2. 歯面活掃後、上顎3番から3番にピレーネ塗布。<br>1通院1歯につき、薬材塗布→2分光照射×3回を3通院実施。
    歯面活掃後、上顎3番から3番にピレーネ塗布。
    1通院1歯につき、薬材塗布→2分光照射×3回を3通院実施。
  3. 術後、上顎右3番から左3番
    術後、上顎右3番から左3番
    • B3
    • A2
    • B1
    • B1
    • B1
    • A3
    術前:A2→術後B1 術前:A2→術後B1
術式手順

How to use

事前準備

  1. 1. カウンセリング

    術式、漂白効果、費用について説明します。
    特に漂白効果について、チョークホワイト(紙のような白さ)にはならないこと、持統期間については個人差がある(漂白効果は永続的でない)ことを、十分に説明して下さい。

  2. シェード測定(写真撮影)

    2. シェード測定(写真撮影)

    シェードガイドを用い、術前のシェードを測定・記録します。(口腔内写真を撮影)

    シェード測定(写真撮影)

前処理

  1. 3. 歯面清掃

    歯面清掃

    フッ化物を含まない歯面清掃研磨剤を使用して下さい。

  2. 4. 口唇、歯肉の保護 ※1

    口唇、歯肉の保護

    開口器を装着し、歯肉保護材で歯頚部歯肉を保護します。

  3. 5. ピレーネの調合

    ピレーネの調合

    溶液1(透明液)を溶液2(白濁液)の容器に入れ、均ーに混ざるようしっかりと混合します(1分間が目安)。漂白材をトレーに移します。

ピレーネ施術

  1. 6. 歯面乾燥

    歯面乾燥

    十分に歯面を乾燥させます。

  2. 7. ピレーネの塗布

    ピレーネの塗布

    施術を行う全ての歯面にピレーネを塗布します。

  3. 8. 光照射 ※2

    光照射

    可視光線照射器を用い、塗布した漂白材表面より1mm前後の距離で、所定の時間、1歯ずつ光照射を行います。光照射時間は照射器の種類により異なります。

  4. 9. ピレーネの追加塗布 ※3

    ピレーネの追加塗布

    光照射中に歯面からピレーネが乾燥することがあリます。随時ピレーネを追加塗布して下さい。

  5. 10. 拭き取り

    拭き取り

    歯面のピレーネを拭き取ります。漂白効果を確認しながら、7から10を繰り返します。1日の処理回数は3回を上限とします。

    1. 歯肉保護材としてワセリン、ダム等をご使用下さい。
    2. 光照射距離が大きくなると、漂白効果が低下します。できる限り漂白材表面に近づけて光照射をして下さい。
    3. ピレーネが歯面から消失したまま光照射を行うと、温度上昇による、歯髄ヘ影轡がでる恐れがあります。また、充分な漂白効果が得られません。

後処理・評価

  1. 11. 洗浄

    洗浄

    歯面を水洗し、開口器や歯肉保護材等を除去します。必要に応じて歯面清掃をして下さい。

  2. 12. シェード測定(写真撮影)

    シェードガイドを用い、術後のシェードを測定・記録します。(口腔内写真を撮影)漂白効果を確認しながら、3通院を目処に施術を行って下さい。

製品情報

Product Information

歯科用漂白材 ピレーネ
ピレーネ
[ セット内容 ]
  • ピレーネ×12袋
  • トレー×12袋
  • アプリケーター(混合溶液塗布用筆)×12袋
202240001
構成品 性 状 成 分
溶液1 液体 過酸化水素水、安定剤、
pH調整剤、精製水
溶液2 液体 二酸化チタン、増粘剤、精製水
ピレーネ
ピレーネ トライアルキット
ピレーネ トライアルキット
[ セット内容 ]
  • ピレーネ×3袋
  • トレー×3袋
  • アプリケーター(混合溶液塗布用筆)×3袋
202240003
ピレーネ トライアルキット
  • 販売名:ピレーネ 一般的名称:歯科用瀑白材 
    医療機器承認番号:21800BZZ10066000 
    医療機器の分類:高度管理医療機器(クラスⅢ)
    使用期限:製造から2年間 
    保管方法:冷蔵庫保管2℃〜8℃ 
    可視光線照射器:照射波長380〜420nmの可視光線領域(光強度10〜130mW/cm2)の光を含む歯科用可視光線照射器をご使用ください。
ピレーネ ポスター/ピレーネ 患者様リーフレット
[ セット内容 ]
  • ポスター 2枚、リーフレット 20枚 
    202240002
[ 単品 ]
  • ピレーネ 患者用リーフレット 20枚入 
    202240004
  • ピレーネ 患者用ポスター 2枚 
    202240005
リーフレットサイズ ヨコ100×タテ210mm(A4三つ折)
リーフレットサイズ
ヨコ100×タテ210mm(A4三つ折)
ポスターサイズA3
ポスターサイズA3
よくある質問

Q&A

  • Q1. 適応症例

    コーヒー、茶、タバコなどの外的要因による変色歯や、加齢による黄ばみなどの変色歯に漂白効果があります。
    未成年は適応症例外です。成人でも、若年者のほうが白くなりやすいといわれています。グレー色の歯については一般的に白くなりにくいといわれています。

  • Q2. 光照射器はどれを使えばいいのですか。

    ピレーネは380~420nmの波長の光に最もよく反応いたします。また、この波長範囲の光強度が大きいほど高い漂白効果を得ることができます。
    従いまして380~420nmの光波長を多く照射できる光照射器をご使用下さい。

    プラズマ(キセノン)照射器は出力が高いため、長時間照射すると温度上昇による歯髄への影響が懸念されます。ご使用はお控え下さい。

  • Q3. 術前の歯面清掃はどのようなものを使用すればよいですか。

    フッ素を含まない歯面清掃研磨材の使用をお勧め致します。
    弊社取り扱いの商品ですとPクリーンポリッシングペーストのファイン及びスーパーコースになります。
    清掃後はペーストが歯面に残らないよう充分に水洗して下さい。

  • Q4. CRが入っている歯への漂白は出来ますか。

    ホワイトニングによってCR自体の漂白はできません。ホワイトニング終了後、歯の色に合わせて新しくCR充填をされることをお勧め致します。

  • Q5. 施術による脱灰は起こりますか。

    ピレーネのpHは6.0です。エナメル質が脱灰する臨界pHの5.5よりも高いpHとなっており、脱灰が起こりにくい製品となっております。

  • Q6. 処置を行っている時、患者様が「熱い」と言っています。どうしたらよいですか。

    すぐに光照射を止めてください。
    その後「ピレーネ」が乾燥して歯面から無くなっていないかご確認下さい。「ピレーネ」が無くなった状態で光照射をしますと温度上昇により歯髄へ影響が発生することが懸念されます。また、歯面より「ピレーネ」が乾燥消失してしまうと漂白効果を発揮することができません。垂れない程度に厚めに塗布し、光照射中に乾燥が進む場合は、その都度「ピレーネ」を追加で塗布し、常に歯面に「ピレーネ」が塗布されているようにして下さい。
    十分に「ピレーネ」が塗布されているにもかかわらず、術中に患者様が「熱い」と感じる場合は、光照射器、照射距離、1回当りの光照射時間等を変更し処置を行って下さい。

  • Q7. より高い漂白効果を得るためにポイントはありますか。

    ピレーネは380~420nmの光に対して最もよく反応します。この波長域の光をいかに有効利用するかがポイントとなります。使用される光照射器の光波長、光強度をよく確認して下さい。また、光照射器のライトガイドを歯面から1mm前後に近づけて光照射して下さい。光照射距が長くなる程光強度が低下し漂白効果が低下します。

  • Q8. 漂白後の注意(飲食関係)について教えて下さい。

    処置後24時間以内はコーヒー、紅茶、ワイン、カレーなど着色を誘発する飲食物及び酸味の強い飲食物はお控え下さい。
    また喫煙も着色の原因となりますので、可能な限り避けてください。

  • Q9. 漂白の目安としてシェードがどの程度変化すれば良いですか。

    同系列のシェードの明度が1つ以上あがれば肉眼で充分漂白効果が確認できます。
    術前と術後の口腔内写真を撮影することをお勧め致します。

  • Q10. リコールの期間はどのくらいですか。

    患者様のセルフケアの具合によって個人差が出ます。
    患者様自身が着色してきたと思われたらご来院して頂く事をお伝え下さい。

  • Q11. 漂白効果が帯状に現れることがあるのですがどうしたらいいでしょうか。

    歯質の石灰化の状態が一様ではないため、漂白効果が帯状に現れることがあります。
    しかし処置後徐々に周囲の色になじみ、目立たなくなります。
    術前にカウンセリングを行い、患者様への十分ご説明されることをお勧め致します。

  • Q12. 禁忌症例

    添付文書(PDFファイル:232KB) の禁忌症例欄をご覧下さい。

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仕様

仕様 【セット内容】バイヤル<溶液1:0.6g・溶液2:0.4g>×各12本/混合プレート×12枚/アプリケーター(混合溶液塗布用筆)×12本

医療機器の分類

医療機器の分類 クラスⅢ 高度管理医療機器
一般的名称 歯科用漂白材
医療機器承認番号 21800BZZ10066000
販売名 ピレーネ
製造販売 株式会社ニッシン

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