臨床例
Clinical Cases臨床への応用例
Case 1 歯周外科治療
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Case 2 インプラント治療
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- 左上(1つ目の写真):術前
- 広範囲に骨吸収像が観察され、通常保存不可と判断される場合が多い。
- 中央上(2つ目の写真):術後(2年半後)
- 周囲は骨様組織で覆われている。
- 下:術後(9年後)
- 再吸収像などなく安定して骨様像が観察されている。
Case 3 う蝕除去 象牙質
(保険収載)
40ppsで蒸散することによって、50mJという低エネルギーでも、この症例のようなカリエスなら約20秒ほどで無麻酔で無痛蒸散ができる。
このことは従来のように麻酔をして効果が発揮するのを待つ時間で全てが完了するというメリットがある。
Case 4 う蝕除去 エナメル質・象牙質(保険収載)
従来器種よりも高出力(180mJ)でのエナメル質蒸散を行い、次に象牙質での高パルス(40pps)の効率良い蒸散を行った。
無麻酔下で患者は疼痛を訴えなかった。
Case 5 露髄面への照射
深部カリエス処置時の偶発的露髄面は細菌が侵入している可能性があり、表層を蒸散する事により感染をコントロールできる可能性がある。
Case 6 小帯切除(保険収載)
頬小帯により口腔前庭が狭小となっているため切除を行った。局所麻酔下でS600Tを用いて切除し、顎堤側に残存している線維束の断端をCS600Fで蒸散した。その後、創面の出血を非注水のdefocus照射で止血した。1週間後に創面は上皮化し、良好な治癒を示している。
Case 7 メラニン除去
メラニン色素沈着のある歯肉表層をCS600Fで注水下で蒸散する。残存した深部の色素沈着を選択的にC400Fで蒸散して仕上げる。
1週間後に創面は上皮化し、歯肉の色調改善が得られている。
Case 8 口内炎、口角炎凝固
(保険収載)
Softモードを用い臨床に応用した。従来器種で広域患部を照射するのに比べて短時間にて有効で、Softモードが使用できることにより従来の照射法より患者が訴える痛みの減少がみられた。
Case 9 止血
歯周ポケット治療後のポケット入り口の出血部に対し、無注水の非接触照射で3-5mm程度の照射距離を保ち、スポットサイズを拡大させ、スウィーピングモーションにて表面が軽く炭化する程度まで全体的に均等に照射を行う。
Case 10 歯周ポケット照射
歯周ポケット治療のため、注水下においてポケット内照射を行う。根面、ポケット底部、ポケット内壁など、ポケット内全体を丁寧に照射し、主に炎症性肉芽組織を掻爬する。術後には順調で良好な治癒が認められた。
Case 11 歯石除去
術前の歯周ポケット深さは5mm、出血を認めた。局所麻酔下で歯周ポケット内にチップを歯根面に沿って挿入し、粗造感のある根面のデブライドメントをおこなった。蒸散された歯肉縁下歯石が排出されている。術後に歯周ポケットは2mmとなり、安定している。
Case 12 デコルチケーション
歯周組織再生治療において、骨欠損部の掻爬後に認められた皮質骨化した骨面に対し、組織再生に有利となるよう、注水下でニアコンタクトでの定点照射により、骨髄穿孔を行い、骨髄からの出血を促す。骨組織は、重篤な熱傷害はなく比較的容易に蒸散される。
症例画像・解説提供(50音順)
- 青木章先生 東京医科歯科大学大学院
- Case 9, 10, 12
- 篠木毅先生 篠木歯科
- Case 4, 8
- 鳥潟隆睦先生 りゅうぼく歯科
- Case 2
- 松本邦夫先生 松本歯科医院
- Case 5
- 水谷幸嗣先生 東京医科歯科大学病院 歯周病科
- Case 1, 6, 7, 11
- 山本敦彦先生 医療法人成仁会 藤沢台山本歯科
- Case 2, 3
- Case 3, 4, 8 アドベールSH使用症例
- その他 従来器種 アーウィン アドベールEVO使用症例
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解説は症例提供元の先生よりいただきました。画像は提供いただいた医院様での一例です。
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